七福神

不二の家、7つのこだわり

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不二の家、7つのこだわり

不二の家アイコン

一の神 高基礎

冒頭でもご紹介した通り、住宅公庫調べで住宅の平均寿命は 30 年前後となっております。
これは戦後に作られた住宅は長持ちしないということを意味しています。日本の気候は太平洋側では春~秋と高温多湿の季節が続きます。地面からの湿気が住宅の足回りを容赦なく攻撃してきます。したがって 1 階の床面を普通より低く作ってしまうとあっという間に床がブカブカになってしまいます。そのこともあり現在では多くの住宅が地面から 1 階床面の高さを 55cm から 60cm くらいとっています。しかし不二の家ではそれでもまだ低いと考えています。何百年も長持ちする神社仏閣を見て下さい、1 階床面を非常に高く作ります。住宅ですから何百年も持つ必要はありませんがさまざまな指数(住宅のさまざまな寸法や建材のモジュールコスト)から算出すると地面から 1 階床面まで 1 メートルくらいが丁度いいのではないかと考えます。

それにより、耐用年数だけでなく最近目立っているゲリラ豪雨↓道路冠水↓床上浸水 といった水害波害も大幅に減らすことができます。

さらに床面を 1 メートルとることで家に取り込む風の質が良くなり、夏涼しい家に貢献します。デメリットはコストアップになることですが、不二の家の基本コンセプトその 1、その 2、その 3 全てに叶うため仕様とすることとします。

二の神 井桁梁可動間仕切工法

注文住宅を設計する際、〈間取りを決める〉という重要なプロセスがあります、なぜ重要かというとその後何十年に渡っての使い勝手を左右することになるからです。でも実はそれだけでなく決定した〈間取り〉に基づいて基礎を作り、土台を引き、柱を立て、梁を渡すという一連の作業が進み家となっていきます。つまり完成した家の骨組み、構造は〈間取り〉を立体化した〈間取り〉そのものということになります、当たり前のことだよと言われるかもしれませんが、これは将来間取り変更したいと、もし思ったとき大変なエネルギーを要することが容易に想像できます。

不二の家のコンセプトその1〈住めば住む程愛着の湧く家〉を本当に実現するには、住み人の将来の家族構成の変化による間取り変更という事態は想定しなければなりません、更にもっとドライに考えれば所有者が変わることもあるかもしれません、当然間取りに対する要望は大きく変わることも想像できます。

不二の家ではコンセプトその1を実現するために、間取り変更に大きなエネルギーを要しない家という課題に正面から向き合いました。不二の家独自に開発した井桁梁可動間仕切工法は水回りと階段以外の場所は梁組を井桁状にグリッド化し天井は梁組の中に収め、井桁状の梁組を表し仕上げにすることで間仕切り壁を後で容易に移動することを可能とする工法です。この工法は建物全体の水平構面の強化にも貢献し、3m近い天井高や井桁梁を表し仕上げとすることで大正時代の洋館を思わせる内装デザインとなり、不二の家大正ロマン住宅の主たる構成要素となっていきます。

三の神 
コックピットキッチン・日向ユーティリティー・銭湯棚

キッチンをどう作るかは住宅に携わっている身としてはかなり重要な問題ですが、昨今では平面計画のみ設計段階で詰めて、立体面はキッチンメーカーさんやハウスメーカーさんのショールームで詳細を決めるパターンが多いでしょうか。その場合次のような問題に遭遇することになります。引出しにしても、カウンタートップにしても、換気扇にしてもほぼ全ての部材にピンからキリまであるのです、そりゃーいいモノの方がいいにきまってますし、現物を見せられると「たぶん一生に一回の買い物だし、毎日使うものだしここは奮発してこっちを選ぶかぁ」というわけでニューキッチンへの期待と最終的な結構なお値段と格闘することとなります。

それはそれで金額以外は何も問題はないのですが、どうもひとつ気になっていることがあります、料理は道具を使います、鍋やフライパン、おたまや菜箸などですが頻繁に使うものはだんだん限られてくるのではないかと思うのですが、その収納場所がだいたい引き出しの中にきれいに収まるように設計されています、たぶんそれらが露出すると生活感がでてしまいオシャレじゃないのですが、料理を効率よくリズミカルにテキパキとこなすには、いつも使う道具が一番取りやすくて、決まった場所にあれば無駄な動きが少なくて料理に集中できるかなと思うのです、道具だけでなく調味料や食材も含め最短な体の動きと収納場所を考えてキッチンを設計する、これを不二の家ではコックピットキッチンと呼びます。

余談ですがとても腕のいいお世話になっていた鳶職の方の道具置き場がこんなイメージで作られていて道具がいつもピカピカに手入れされているのに感動した経験があります。食は生活そのものです、道具類が露出していてもカッコいいキッチンを作りたいと思います。

ユーティリティーや家事室と呼ばれるスペースはキッチンや洗面室に連動して配置されます、キッチンや洗面室は北側に配置されることが多いのでおのずとユーティリティーも北側ということが多いのではないでしょうか、上質な暮らしを支えるユーティリティースペースは非常に大切な空間です、洗濯物干し場も兼ねて思い切って日当たりのいい場所に配置してみてはいかがでしょうか、様々な作業も考慮した収納部も付属した日向ユーティリティーをお勧めします。

私達は靴を脱いで家に上がります、そのせいでしょうかついつい床にモノを置いてしまいます。片付けが苦手な方にどう家を改善すれば片付けができるようになるか徹底的にお聞きしました、するとそもそも床に一旦置いたものをまた扉や引出しを開けてきれいに収納するなどと面倒くさいことはできないということでした、なのでこの方にはクローゼットや整理タンスなど充実させたところで一向に片付け問題は解決しないのです。そこで不二の家コンセプト

その2〈誰でも片付け上手になる家〉
の目玉はズバリ銭湯棚、あの銭湯の棚、たぶん全国共通で棚の中に丁度いい大きさのかごがセットされていて、かごの中に脱いだものを無造作に入れ、絶対に床の上にはモノを置かせない仕組みになっています。この銭湯棚を各居室に配置し床にモノを置かない作戦で不二の家コンセプトその 2 の序章とします。

四の神 自由天井・ウッド&ストーン壁・パーケット床・建具屋さんの建具

不二の家コンセプトその1〈住めば住む程愛着の湧く家〉、その 3〈メンテナンスが安くつく家〉を思うとき、現代住宅のスタンダードな内装仕上げではそれは叶わないなぁと思いつつ、そこはコストとの戦いがつきまとうのでありますが、企業として出来得る限りのコストダウンの努力と工夫を駆使し、コンセプトその1,その3に叶うよう四ノ神を標準仕様といたします。

内容的には自由天井とは井桁梁表し仕上げの中に 777 ㎜角の天井パネルをはめ込みますが、パネルには自由に絵をかいたり、文字を書いたりキャンパス地のように自在に書き込み、その作品をご自分で天井にはめ込むことができる天井です(ラッキーパネルと呼んでいます) ウッド&ストーン壁やパーケット床は木質感やナチュラル感あふれる LDK の内装仕様です。また建具屋さんの建具とはシート貼りの建材メーカーさんのドアや引き戸ではなく地元の建具屋さんが作成するフラッシュ戸のことです、それに伴い幅木や廻縁素材も無垢材の木製仕上げとなります。

五の神
ペレットストーブ or 薪ストーブペレットストー

燃料である木質ペレットは間伐材やおがくずなど、今まで活用されていなかった木材が原料再生可能な木を最大限に利用することで森林再生へとつながり、石油や電気に頼らない暖房として今最も注目されている暖房機です。輻射熱によって建物全体を温める効果があり室内の空気も汚さず、冬の暮らしを豊かに包んでくれます。またボタン操作だけでで燃焼、消火ができタイマーセットなど現代の便利な暮らしにも十分に対応できるストーブです。また薪ストーブは暖房機の王として、その最上級の温かさと揺らめく炎で今なお多くの人を惹きつける不思議な引力を有し、人が繰る道具としては最も魅力あふれる道具として世界中で愛されています。
不二の家では住み人のライフスタイルや住環境に応じて、どちらかの暖房機を標準設定ととし、その燃料供給も含めストーブ
ライフをサポートします。

六の神 スクラッチタイル外壁

不二の家コンセプトその1〈住めば住む程愛着の湧く家〉に欠かせない要素が外壁材です
外壁は一般的には出来上がった時が一番美しく、経年と共に次第に劣化し見劣りしていく素材が多いのですが、このスクラッチタイルは経年と共に味わい深く変化し、その重厚感が色あせることなくいつまでも存在感を保ちつづけます。

古い時代の郵便局や商店などこのタイルを施工した建物には保存運動が起きるなど、古くなればなるほど人々を魅了する外壁材として稀有な建築材です。このタイルを用いた代表的な建築は大正 12 年に竣工したフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルです、建て替わった現在でもその玄関部分は博物館明治村に移築され登録有形文化財として多くの人に愛されています。

不二の家大正ロマン住宅はこのスクラッチタイルが最も美しく見えるよう設計に工夫を凝らし、世代を超えて愛され続ける建物を目指します。七福神 七の神 オリジナルガーデン不二の家大正ロマン住宅は七福神 一の神で触れたように、地面から 90 ㎝くらい上ってようやく玄関ポーチに達します、この段差は平面積 1 ㎡以上ある大判の鉄平石数枚を敷き詰め上りきります。この大判鉄平石は安定感、歩行感が非常に良く階段を上った感覚を覚えずに 90 ㎝段差を上りきることができます。

ウッドデッキにはガーデンキッチンを設置し、周囲からの目線が気にならない配慮を施し、心地よい日には外で気軽に食事がとれるように外構設計します。更に年々季節ごとの草花や庭木が楽しめるその人その人のオリジナルガーデンを目指し、そのベースガーデンを施工しお引渡しをいたします。また定期的に専門家を招いてガーデニング教室を開き、住み人のガーデンライフをサポートしてまいります。
不二の家では建物と庭は一体であり、両者のハーモニーがあってこそ豊かな人生をはぐくめると考えます。不二の家の社名は〈不二=二つに見えて実は一つであること〉から命名させていただきました。

七の神 オリジナルガーデン

オリジナルガーデン不二の家大正ロマン住宅は七福神 一の神で触れたように、地面から 90 ㎝くらい上ってようやく玄関ポーチに達します、この段差は平面積 1 ㎡以上ある大判の鉄平石数枚を敷き詰め上りきります。この大判鉄平石は安定感、歩行感が非常に良く階段を上った感覚を覚えずに 90 ㎝段差を上りきることができます。 ウッドデッキにはガーデンキッチンを設置し、周囲からの目線が気にならない配慮を施し、心地よい日には外で気軽に食事がとれるように外構設計します。更に年々季節ごとの草花や庭木が楽しめるその人その人のオリジナルガーデンを目指し、そのベースガーデンを施工しお引渡しをいたします。また定期的に専門家を招いてガーデニング教室を開き、住み人のガーデンライフをサポートしてまいります。不二の家では建物と庭は一体であり、両者のハーモニーがあってこそ豊かな人生をはぐくめると考えます。不二の家の社名は〈不二=二つに見えて実は一つであること〉から命名させていただきました。